-月の果てreplay story-
だから、せめて死ぬのなら
貴方に殺して欲しかった──…
だから、私は
あらかじめ銃弾をひとつにしておいた。
私が死んでしまったあとに
アフィ様がキルト様のことも
自分のことも…
私以外の誰かを傷つけないために──…
アフィ様が、運命の人を探している。
それは、ほんの少し嬉しくて
体を引き裂くほどの痛みだった。
本当は、ずっと貴方に言いたかった。
私が貴方の運命の人なのだ、と
貴方の運命の人は私なのだ、と──…
しかし、それを告げてはならない。
けして報われることのない恋を
貴方にする──…
それが、私に架せられた
前世での罰────…