-月の果てreplay story-
「……もしかして、昨日の事怒ってる?」
キルトが遠慮がちに訊ねると
「さぁね!自分の胸に手を当てて考えてみたらどうかしら」
と不機嫌そうに言ってからソフィは、
最後にフンッと鼻を鳴らした。
「いや、だってあれはさー..」
「……なんなのよっ!!」
ダンッとソフィは、テーブルに思いっきり手を突いた。
そして、
わなわなと口元を揺らせると
「……あれは、何?」
ポロポロと滴を零した。