-月の果てreplay story-


男達は、

次々と峰打ちを喰らいのたうち回った。




「………くっ」


男は、勝てないと悟り

後ろへと身をたじろいだ。



そして、


その瞳に写るのは



馬車から身を乗り出して

必死にメイドの無事を祈る姫君──…



それを目の前にした男は、


ニヤリと汚らしくほくそ笑んだ──…
< 85 / 496 >

この作品をシェア

pagetop