-月の果てreplay story-


そして、



その小さな手は私を求めて


真っ直ぐに伸びてきた。




その時、私は何故か


無性にその手が愛おしいと感じた──…




だから、


ついその手をとってしまった。



それから、この城の騎士をしている私は

暇が出来る度に


その方の相手をしている。
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