-月の果てreplay story-


「────…姉さん?」



鬼の形相をしているメイドだった─…、




「スアレス、何をしているの?」


メイドは、ニヤリと口を開いている。




「姫様を…、寝かしつけていました」


とすやすやと気持ちよさそうに眠る少女に視線を移す。



その表情は、とても穏やかであった。




「───…そう、」


メイドは、ニサニサと笑いながらゆっくりと部屋の中へ足を踏み入れた。
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