〜お伽話〜
「…ったくさあ、いきなりいなくなって何であんなトコにいたんだよ?落ち着いた時だったから良かったものの…」
「一言言ってったら、行かせてもらえたのかよ?」
バーディが口をとがらせる。
俺が作ってやった昼飯は、朝バーディが作った料理より遥かにマシだ。
「行かせてやんないけどさぁ…」
「ほら見ろ」
スプーンを口に含んだまま、またバーディが話し出した。
「でも、本当にあんなトコで何してたの?」
「…王からの情報を見てたんだよ」
素直に白状すると、バーディが笑顔になる。
ざまあみろ、と言わんばかりの。
「何か分かった?」
「姫は、銀翼の砦にいるらしい」
「かあっっ!!よりによって銀翼の砦かよ」
大袈裟なリアクションをとる。
「でも、そんな情報が得られただけ凄いっつってやろうぜ。少なくとも、犯人の可能性がひとつ減ったわけだし」
「犯人の可能性?」
人目を憚るように、声をひそめて魔女のアホさ…じゃなくて考えを語ってやる。
全て語り終えると、バーディの顔は輝いていた。
「すげぇな、ラティスト」
「ちょっと考えたら分かる事だよ」
「一言言ってったら、行かせてもらえたのかよ?」
バーディが口をとがらせる。
俺が作ってやった昼飯は、朝バーディが作った料理より遥かにマシだ。
「行かせてやんないけどさぁ…」
「ほら見ろ」
スプーンを口に含んだまま、またバーディが話し出した。
「でも、本当にあんなトコで何してたの?」
「…王からの情報を見てたんだよ」
素直に白状すると、バーディが笑顔になる。
ざまあみろ、と言わんばかりの。
「何か分かった?」
「姫は、銀翼の砦にいるらしい」
「かあっっ!!よりによって銀翼の砦かよ」
大袈裟なリアクションをとる。
「でも、そんな情報が得られただけ凄いっつってやろうぜ。少なくとも、犯人の可能性がひとつ減ったわけだし」
「犯人の可能性?」
人目を憚るように、声をひそめて魔女のアホさ…じゃなくて考えを語ってやる。
全て語り終えると、バーディの顔は輝いていた。
「すげぇな、ラティスト」
「ちょっと考えたら分かる事だよ」