絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



「ん…?」




異変に気付いたあたしは、顔をしかめながら目を開ける。


…何故か、焦げ臭いニオイがする。



あたしは急いで部屋中を見渡すけど、これと言ってニオイの原因になりそうな物はない。




「なっ…何?」




急に不安に襲われるあたし。


一人ぼっちという事がなんだか心細くなり、あたしは人の存在を求めて部屋を出た。


けれど、ニオイは治まるどころが強くなる一方で。




「岬サマー?」




あたしは鼻を手で覆いながら、リビングのドアを開ける。


そして、どんどん中へ進んで行くと、キッチンの中でうずくまっている、ひとつの人影を発見した。




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