絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



台所の後片付けは思ったよりも時間がかかり、岬サマが大変な想いをしながら作ってくれていたという事が痛い程心に染みてきた。



そんな中、あたしは煙の原因となっていたお鍋を見つめた。

凄いニオイだけど…食べられなくはなさそう。



あたしは、照れながらソファーでテレビを見ている岬サマに近付いた。




「岬サマ、おかゆありがとうね」



「………別に」




頬を少しだけ染めながら、恥ずかしそうに答える岬サマ。


なんだかその仕草全てが愛しく思えて。



あたしは右手に隠し持っていたお鍋を出すと、中に入っていたスプーンで焦げたおかゆを一気に食べた。




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