絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



そんなおかゆ騒動が一件落着した頃には、あたしの熱は下がっていた。




「なんだ。こんな事ならバイト出られたのに…」



「んまいんじゃね?

熱下がってもちゃんと寝とけよ」



「分かってるって」




あたしは岬サマの目をしっかりと見て言うと、そそくさと自分の部屋へ戻って行った。


岬サマが作ってくれたおかゆを食べた後に薬を飲んだから、なんだか眠くなってきた。




「少しだけ寝よっと」




あたしは朦朧とする意識の中言葉を発すると、静かに目を閉じた。


岬サマの事を想いながら。




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