絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「琴弥様、お身体の方は大丈夫ですか?」
「笹山さん!バッチリです!」
あたしが岬サマの後を追い掛けてダイニングに入ると、いつもの笑顔を浮かべた笹山さんがいた。
エプロン姿の笹山さんは、優しいお父さんのようにも見えた。
「たくよ、コイツなかなか起きねーんだよ」
「しょうがないですよ、岬様。
琴弥様はお薬も飲まれていましたし、眠くなるのは当然ですから」
そんな些細な会話を聞きながら、あたしは食事を取るために席についた。
笹山さんの料理にはいつも感心させられてしまう。
…どうすればこんなにもおいしそうな料理が出来るのかな。
あたしは箸を持つと、笹山さんの作った料理を食べ始めた。
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