絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
混乱するあたしをよそに時間はすぐ過ぎていき、あっという間に三十分が経ってしまった。
元気だと言っても病み上がりのあたしは、大急ぎで側にあるダウンを着て岬サマを待つ。
そして、時計を何回かチラ見した後、あたしの部屋に岬サマが入ってきた。
「よお、待たせたな」
「ぜっ全然…!」
あたしは目の前にいる岬サマを見て、言葉を失った。
少し前の岬サマは、黒いスウェット姿だったのに…
今は、ジーンズにあたしと同じダウンジャケット。
ありきたりの格好なのに、岬サマが着こなしている事により、なんだかより一層輝いて見える。
…格好いい岬サマを見て、あたしは目を逸らしたくなかった。
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