絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



「岬サマ…顔赤いっ!」



「っせー!お前少し黙ってろって!」




あたしが少しだけからかうと、岬サマはぶつぶつと何かを呟きながら、あたしの肩に込めている力を強くする。


そして無言であたしを側にあるコンクリートの上に座らせた。




「空見ろ」



「う…うん」




岬サマの俺様口調な言葉を聞きながら、あたしは言われた通りに上を向いた。


そこには、あたしの口が塞がらなくなるほどに感動的な光景が広がっていた。




「うわぁっ…!すごいよ岬サマ!ものすごく綺麗だよっ…!」



「だろ?お前こういうの好きそうだしな」




そう言う岬サマは、やっぱり照れているように見える。




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