絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「あれ、お前ずっと気になってるだろ」
「へ?」
「だから、その言い合いしてた内容の事だって。
…気になってんだろ?」
どんどん追求してくる岬サマに、あたしは堪忍する事にした。
…この人どれだけ勘がいいの?
「まあ、そうだけど…」
「やっぱりな。
お前の表情、ずっと何かを考えてる感じだったからな」
岬サマは星がたくさん輝いている空を見ながら話し始めた。
「あのな…俺の過去、あんまり明るい話じゃねぇんだよ。
今も、俺自身の過去と戦ってる最中だしな。
…だから琴弥、お前に言っておきてー事がある」
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