絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
06-☆波乱と悩み?☆-
あんなに輝いていた星は、翌日には空から消えており、あたしはいつもと変わらない忙しい朝を迎えていた。
「笹山さん、あたし今日バイトなんで夕食作っておきました!」
「分かりました琴弥様」
あたしは手早く朝食の後片付けをし、夕食にラップをかけて冷蔵庫に押し込める。
制服のスカートのポケットに入れてあるケータイを見ると、もう出発時刻となっていた。
「遅せーよ琴弥。置いてくぞ?」
「分かってるって岬サマ!」
ダルそうにあたしを凝視してくる岬サマを横目で見ながら、あたしは慌ただしく残りの準備をし始めた。
…今では、昨日の優しかった岬サマのカケラもない。
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