絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
それと同時に、聞いた事のない声が教室内に響く。
「みんなおはようさん!今日もよろしくなぁ!」
あまりの声の大きさに、あたしは驚いてドアを見る。
そこには、予想通りあたしの知らない男の子がいた。
ゆるいウェーブがかかった、柔らかそうな栗色の髪の毛。
…髪の色は岬サマにそっくりだったり。
クラス中の人に陽気な関西弁を振り撒くその人は、なんだか太陽みたいだった。
「あれ…誰?」
あたしが不審そうに茜に尋ねると、思いもよらない返事が返ってきた。
「それがさっき言った重大なお知らせだって。
昨日、このクラスに編入生が来たのよ」
「…編入生?」
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