絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



「ごめんな!?いきなり抱き着いて」




数分後。

やっと離してもらえたあたしは、今度は編入生に謝られていた。




「ホンマにごめんな!許しや…」



「もういいから、西原君…」




話によると、編入生の彼の名前は、西原大樹君。


関西から来たという西原君は、昨日からこの学校に通い始めたらしかった。




「ゴメンな、琴弥ちゃん」




いつまでもあたしに謝ってくる西原君。

あたしは内心、彼の真っ直ぐさに困っていた。




「ねぇ、西原君…」



「もう琴弥ちゃん、えらい他人行儀やな。ダイって呼んでや!」



「はいっ!?」



「だーかーらっ!ダイって呼んでな?俺の事」




ゴーイングマイウェイすぎるよ…。




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