絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



「それにしても、すごいキャラの強いヤツだったよね…」



「あたし、ダイ君が初対面であのテンションだったから、少しビックリしちゃった…」




あたしがため息をついた瞬間、静かだった急に廊下が騒がしくなった。


「今度は何?」とでも言わんばかりの表情を浮かべるあたしに、茜がポツリと呟いた。




「どうやら、王子様のご登場みたいだね」



「…王子様って、み…岬サマ?」




あたしは目をパッチリ開けたまま、近付いて来ている岬サマを凝視した。



あたしの学校は、学年ごとに階が分かれている。


一年生が一階、二年生が二階、三年生が三階…というように。




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