絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「あ…あたし…!」
「俺、大人げなかったわ。
琴弥の恋愛は、琴弥自身が決める事なのにな…」
その言葉を聞いた瞬間、あたしは咄嗟に岬サマから離れる。
あたしの瞳に映る岬サマは、すごく寂しそうな表情をしていて。
あたしは、もう一度岬サマを抱きしめたいという衝動を我慢すると、ゆっくりと口を開いた。
「あたしの方こそ、昨日はごめん。大人げなかった。
あと…ダイ君からの告白、断ったよ」
「は…?なんでだよ!」
あたしの言葉に戸惑いを隠せない様子の岬サマ。
あたしは一呼吸置くと、岬サマの目を見て言った。
「…好きな人がいるから」
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