絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
08-☆X'masの奇跡☆-
「笹山さん!
ひとつ提案があるんですけど!」
「…琴弥様?」
岬サマと仲直りしてから数日。
いつものように、みんなで夕食を食べていた時の事だった。
あたしはテーブルをダンッと叩いて立ち上がると、岬サマと笹山さんを交互に見る。
「…お前どうしたんだよ。頭でもぶつけたんじゃねーの?」
「ぶつけてないからご安心を!」
あたしはダルそうに見てくる岬サマを一喝すると、目を輝かせながら口を開いた。
「来週の木曜日、何があるか覚えてますか?」
「来週の木曜日と言ったら、二十四日ですか…」
「そう、クリスマスイブですよ!」
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