絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
あたしの言葉に、岬サマがカレンダーを眺め始める。
「もうそんな時期なんだな」
「そうなんだよ!だからさ、あたしから提案があるの!」
「何ですか?」
笹山さんが少しだけ首を傾げる。
あたしは一瞬だけニヤッと笑うと、
「クリスマスパーティーしましょうよ!いっぱい人を呼んでから!」
自信満々に、そう言ってやった。
もちろん、岬サマは首を横に振り続けている。
…面倒臭そうな事、嫌そうだもんね。
でも、ここで屈しないのが、今のあたしだ。
「岬サマがやらないんだったら、あたし家出する!」
「は?」
「あたし本気だもん!なんなら今から荷物まとめてくるし!」
.