絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



そんな気持ちで臨んだ最後の授業は思っていたよりも楽で、あっという間に終業式までも終えてしまった。




「なんか、あっけなく終わったよね」



「ホンマやな。ここはいっちょ俺が暴れた方がよかったかぁ?」



「止めて。日本国民全員がアンタの敵になるよ?」



「…ひどいわ茜ちゃん!」




あたしの横で夫婦漫才的会話を繰り広げているのは、茜とダイ君。


なんだかんだ言って、この二人はいいコンビだと思う。



あ…夫婦って言ったら、茜が怒っちゃうか。




「そうや、琴弥ちゃん。

スーパーに買い出しに行かなあかんのとちゃう?」




ふと、ダイ君があたしに話題を振ってくる。




「あ…そうなんだよね。

二人をマンションに送り届けた後、一人で行こうと思ってたんだけど…」




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