絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



「こんにちは、茜様に大樹様。

琴弥様から話は伺っておりますので、どうぞお乗り下さい」




いつもの振る舞いをする笹山さんだが、二人はこんなおもてなしに慣れていないらしく…




「…うわぁ!笹山さん執事みたい!!」



「俺、どこかしらの王子になった気分や!」




浮かれ調子でリムジンに乗り込んでいく。


あたしは笹山さんに小声でお礼を言う。




「忙しいのに、ありがとうございます…」



「いえいえ。これも立派な私の仕事ですから」




そんな会話をした所で、あたしと笹山さんもリムジンに乗り込んだ。


そして、高鳴る気持ちを抑えながら、マンションへと向かった。




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