絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
結局、全ての料理を作り終えても、岬サマがマンションに戻ってくる事はなかった。
そうだよね。
岬サマには帰る場所があるんだもん。
…そっちを優先しないとね。
「岬様、どこをうろついているのでしょうか…」
「笹山さん、あんなヤツなんてほっときましょうや。
俺は早く、琴弥ちゃんの手料理が食べたいんスよ!」
「ダイ君、ゴーウィングマイウェイすぎるでしょ…」
はぁ…と呆れる茜の横で、ダイ君はまだかと手を擦り合わせている。
そんな中、あたしは別の感情とも戦っていた。
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