絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「王子様もなかなか優しいトコがあんねんな」
「ダイ君とは違ってね」
「な…!茜ちゃん、やっぱヒドイわ!俺やて優しいトコいっぱいあんで?」
岬サマの話を聞いて、言い合いを始める茜とダイ君。
ふむふむ…と頷いている笹山さん。
ずっと微笑みっぱなしのあたしの両親。
そして…
口があんぐりと開いているあたし。
「岬サマ!あたしの涙返してよ!」
「はぁ?俺のせいじゃねーだろ。
というかお前、泣いてたのか?」
「煩い!ほっといて!」
あたしが岬サマを叩く中、両親は用意されていた椅子へと座っていた。
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