絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
静かに昇っていくエレベーターの中で、あたしは気になっていた事を口に出した。
「…岬サマ」
「なんだよ」
「どうして分かったの?
…あたしが両親に会いたいって思ってた事…」
言い終わった後、あたしは真剣な表情で岬サマと視線を合わせた。
ずっと気になってた。
―――「両親に会いたい」
この事は、あたし一人の胸に秘めていた想い。
誰にも話してなんかいなかったのに…。
「なんで、岬サマは分かったの?」
「…お前の顔に書いてあったからだよ」
「へ…?」
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