絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
09-☆狂い出す歯車☆-
冬休みが始まった。
学校が休みな為、笹山さんは必要時以外このマンションを訪れなくなった。
そして、あのクリスマスパーティーから、あたしは岬サマとほとんど顔を合わせていない。
あたしもバイトが毎日のようにあるし、岬サマもどこかへ出掛けているらしく、ここ数日で顔を合わせたのは数えるくらいしかない。
朝食も、昼食も、夕食も。
あたし達の生活は、まるでお互いを避けあっているかのように、すれ違っていた。
そしてあたしは今日もバイトだ。
「これでよし!」
あたしは大低、シフトは昼から夜にかけて入っている。
岬サマの分の夕食にラップをかけると、あたしはカバンを持ってマンションを出て行った。
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