絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「沙貴さん、今日の上がりは何時なんですか?」
「あたしは十時なの。百瀬チャンは?」
「九時です」
「それじゃ、大樹と同じだね」
ニッコリと笑う沙貴さんを見て、あたしも笑い返す。
…ダイ君、今日もシフト被ってるのかあ。
最近、やたらとあたし達被るんだよね。
あたしは側に置いてある時計をチラッと見ると、沙貴さんに軽く会釈をする。
「それじゃ、行ってきますね」
「お互い頑張ろうね!」
沙貴さんの応援を聞きながら、あたしはホールへと向かった。
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