絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「琴弥ちゃん、コーヒー飲む?俺入れるで?」
「ごめん。あたしコーヒー飲めないんだよね」
苦笑いしながら手のひらを前で合わせる。
あたしはコーヒーのような苦い物が大の苦手。
その事をダイ君に伝えると、彼は微笑んであたしを見た。
「なら、飲めるようになったら言ってや?俺の入れるコーヒーは世界一なんやで!」
そう笑うダイ君の笑顔は、なんだか安心出来た。
あたしが「うん」と頷くと、音をたてながら事務所のドアが開いた。
あたしとダイ君は、一斉にドアの方を見る。
そこには、このファミレスの店長・柏木さんがいた。
.