絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



「何言ってんねん、琴弥ちゃん!俺、高二にもなってそんな―――」



「だからなんじゃないの?」




あたしの反論に、ついにダイ君は黙ってしまった。




「ダイ君、人に愛されたいんだよ、きっと。


赤ちゃんが産まれてくる事は嬉しい。

…だけど、寂しいんだよね?その分構ってもらえなくなるから…」




あたしは感じた事を全てダイ君に告げた。




小さい頃から寂しい思いをしてきたダイ君は、「愛情」が欲しいんだよ。



沙貴さんに抱いてる感情は、きっと「憧れ」で、

産まれてくる赤ちゃんに抱いてる感情は、「やきもち」なんだと思うの。




.
< 252 / 394 >

この作品をシェア

pagetop