絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
こんな事になると思わなかった。
忘年会、参加しなければよかった。
まだ…見ない方がマシだった。
あたしの頭には、たくさんの後悔の気持ちが生まれてきた。
「うぅっ………」
「いっぱい泣けばええよ。俺は元気に笑ってる琴弥ちゃんに惚れたんやから」
「…ダイ…君…!」
「これはホンマの事やからな」
少しだけ顔をダイ君の方に向けると、彼はあたしの大好きな表情をしていた。
…そう、太陽みたいな笑顔。
なんであたしはダイ君を好きにならなかったんだろう。
ダイ君みたいな優しい人、他にはいないのに。
岬サマより先にダイ君に出逢っていれば、あたしはこんなに傷付かずに済んだ…?
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