絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「あたし…ダイ君を好きになればよかった…」
ポロっと、本音があたしの口から漏れる。
次の瞬間…
「…この、アホんだらっ!!」
ダイ君はあたしの身体を離し、真剣な表情で叫んできた。
というか…怒ってる?
「あ…アホんだら!?」
流れていた涙も、これには驚いて引っ込んでしまった。
「そうや、琴弥ちゃんはアホんだらや」
「だ…ダイ君?」
「そんな事言ったらアカン。今の琴弥ちゃんは、自分から逃げとるだけやで」
.