絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「ずっと前に、マタニティショップから、岬サマと女の人が出てくる所を見たんだよね」
「それが…岬サマの彼女だって事?」
「うん。確証はないけど、仲良さ気だったし、たぶんそうだよ」
あたしは全てを話すと、茜はなんだか複雑そうな表情をした。
「その人、本当に岬サマの彼女なのかなあ…?」
「え…?」
「あたしは何て言うか…琴弥の話を聞く限り、違うようにしか思えないんだよね…」
うーん、と首を捻り始める茜。
あたしは、茜がなんでそんな事を言い出したのかが分からなかった。
もしも、岬サマの彼女じゃなかったら…
あの人は、岬サマの何なの?
岬サマが、あんな柔らかい表情を見せる、あの人は―――
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