絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
そう考えていると、いきなり茜が立ち上がった。
ハッとした表情をしながら、店内に飾っている時計を見つめていた。
「あ…茜?」
「忘れてた!三時から遙と会う約束してたんだった!」
焦る茜を見ながら、あたしは冷静に時計を見た。
…只今の時刻、三時十五分。
ドンマイ、茜。
「い…行かなきゃっ!」
「本当にゴメン!琴弥!」
「別に大丈夫だよ。あたしこそ、話聞いてくれてありがと!」
あたしは笑顔で手を振ると、茜は微笑みながら喫茶店を出て行った。
さて…あたしも出ますか。
あたしが伝票を持って立ち上がった時だった。
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