絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



そして、何やら名刺のような物を取り出して、あたしに向かって差し出した。




「それ読んでみて?」




あたしは名刺を受け取ると、そっと文字を読んでみた。




「はやかわ探偵事務所、代表・速川結衣…」




…って。


今、ものすごい事が書いてあったよね?




「たたた…探偵?」



「そう、あたしの職業は探偵。

岬に依頼を頼まれて、ここ最近ずっと行動を共にしてたの」




淡々と話す結衣さん。


あたしは何だか申し訳ない気持ちになった。



こんなにいい人を疑って、

勝手に悲劇の主人公を作り上げて…



本気のバカはあたしだよ。



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