絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



あたしは頭の中で、どんどん脱線していく話をまとめていく。


結衣さんの話で、ひとつだけひっかかっている事があった。



記憶を頼りにしながら、結衣さんの話を思い出す。




「…あ、思い出した!」



「ど…どうしたの?」




いきなり叫び出すあたしに、戸惑い出す結衣さん。




「結衣さん!呑気に恋バナしてる場合じゃないですよっ…!」



「だからどうしたの?」



「…少し話が戻るんですけど、聞いていいですか?」




あたしの思いが通じたのか。


はたまた、はしゃぐ事に疲れたのか。



結衣さんは無言になってあたしを見た。




「…教えて欲しいんです。

なんで岬サマは結衣さんに探偵の仕事を依頼したんですか?」




.
< 284 / 394 >

この作品をシェア

pagetop