絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
11-☆刹那。side岬☆-
…愛された事?
そんなのねぇ。
俺はいつだって、一人ぼっちだった。
いくら「王子様」と言われても、それは、猫を被ってる偽りの自分に過ぎない。
いつからだろうか。
俺が感情を封印したのは。
…笑って、
…泣いて、
…怒って、
…悲しんで。
こんなごく普通の感情表現さえ、俺には出来なくなった。
常にイライラして、人を寄せ付けない人間になってしまった。
それは…
俺 の 宿 命 。
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