絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



そして、少し経った頃。


ずっと黙っていた結衣が口を開いた。




「…じゃ、ここからはあたしが話をするね?」



「…ああ」




結衣は、自分のカバンから資料を取り出すと、パラパラと捲り始めた。


…鼓動が早くなる。


これから何を言われるのか…不安でしょうがなかった。




「今回調査してね…たくさんの真実が浮かび上がってきたの。

受け止められる?岬、琴弥ちゃん…」




結衣の真剣な瞳が俺たちを突き刺す。


俺は琴弥と目を合わせると、静かにコクンと頷いた。




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