絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



「さ、用事も終わった事だし、私は帰るね。

琴弥ちゃんにクソ岬、バイバーイ!!」




あんなにシリアスだった場面はどこへやら。


結衣はカバンを持って立ち上がると、コーヒー代を置いてそそくさと帰っていった。



…残された俺と琴弥。




「…結衣さん、パワフルだなぁ」



「何だよ、クソ岬って…」




結衣はいつもそう。


やる時はとことんやるが、用事が終わると、例えどんな雰囲気でもぶっ壊す常習犯。




「…あんなヤツが従兄弟とか…俺も落ちたよな」




切実に、そう思ってしまった。




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