絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「…話逸れたけど、分かった。
俺、今度ダイや沙貴って人に話してくる」
「…頑張れ」
そう小さく呟く琴弥は、少しだけ微笑んでいて。
応援してくれる人がいるって、こんなにも心強いんだな。
俺は、少しだけ目を閉じてみた。
まだひとつだけ…俺にはやらなければいけない事がある。
今日、話を聞いて感じたんだ。
…意地を張ってばかりじゃダメなんだって。
「…なぁ、琴弥」
俺は目を開けると、琴弥の名前を呼ぶ。
…大丈夫。
アイツが俺を支えてくれるなら
俺はどこまでも頑張れるから。
だから、もう少しだけ力を貸してくれ、琴弥。
「…俺、明日親父と話をつけてくる事にした。
琴弥、お前も一緒に着いて来てくんねーか?」
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