絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
そして、そんな中。
何故か、この冬休みの間は繰り広げられる事のなかった岬サマと笹山さんのバトルが、今ここで開催されている。
今はまだあたし達は冬休みで、笹山さんがここに来る事など無いはずなのに。
ものすごくおかしな風景だ。
事の発端は今日の早朝まで遡る。
毎朝五時起きというクセが冬休みに突入しても直らず、あたしは毎日五時に起きていた。
ササッと手櫛で寝癖を直していると、ドアからノック音が聞こえた。
あまりにも早すぎるこの時間に、あたしはビックリしながら声を出した。
「だ…誰?」
「俺。開けていいか?」
「岬サマ…?」
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