絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



「亨さん…」



「俺の名前を知っているのか?」



「あ…はい。結衣さんから伺いました…」




あたしの言葉を聞いた亨さんは、更に表情を崩して微笑む。




「では、琴弥さんも岬の話を直接聞いたんですね?」



「…はい。部外者なのに、すいません…」




…きっと、怒られる。


そう感じたあたしは、咄嗟に頭を下げようとした…が。




「いえ、むしろ感謝してます」



「え…?」




逆に、あたしは亨さんに頭を下げられていた。




.
< 354 / 394 >

この作品をシェア

pagetop