絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「親父との事でも少し自信が付いたから、今度は一人で立ち向かおうと思ってんだ」
やっぱり、今の岬サマは違う。
出会ったばかりの頃と…
顔付きも、
性格も、
その勇気も、
何もかもが…。
「あらかじめ、もうダイとは約束を取り付けてあるんだ。
だから…今から行ってくる」
「今、から…?」
「ああ、今からだ」
岬サマは掴んだままのあたしの手を、また更に引っ張って…
自然と、抱き合うような体制となった。
「行ってくる…」
そう紡がれた、岬サマの言葉。
あたしも、岬サマの胸の中で答えた。
「行ってらっしゃい、頑張って…」
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