絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-



あたしの返事を聞いた岬サマは、あたしを優しく抱きしめる。




「…琴弥を初めてみたのは、実は入学式だったんだ」



「入学式?」



「ああ。俺は琴弥を見て、凄く可愛いって思ってて。

だから、一緒に同居するって決まった時は、嬉しいのと恥ずかしいのがごちゃ混ぜになってさ」



「…だから、あんなに最初冷たかったのか」



「今思えばガキだけどよ。でも、俺はどうしていいか分からなかったんだ」




照れながら話してくれる岬サマを、とても愛おしく感じる。




「琴弥の誕生日プレゼントが俺なら…

俺の誕生日プレゼントは、琴弥。



それでおあいこだよな?」




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