絶対キケン恋愛-☆年下王子とLOVE×PANIC!☆-
「み…岬サマ?」
「はい」
いつの間にか変わっていた信号により、リムジンはまた動き出す。
確かに今日から、岬サマは迎えがいらないって言ってた。
…なんで?って聞いたら、冷たい反応をされたんだっけ?
悲しい記憶に、あたしの心がズキンと痛んだ。
「今朝、岬様の制服に発信機をコッソリ付けておきました。
何処にいるかはバッチリ分かりますので」
「は…発信機…?」
あたしの頭は突然の展開に着いて行けていない様子。
発信機って…。
笹山さん、アナタ何者ですか。
「琴弥様、知りたいんじゃないんですか?岬様がどちらへ向かうか」
「え…?」
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