俺様、先生、執事、幼なじみ、不良、ヤンキー、モヤシ様。
30分後。


もそもそ、もそもそ。


再び、布団が微妙に動いた。そして、大きな声が狭い部屋の中に響く。


「キャハ!私、寝ちゃったー。華奢!」


髪の毛を両手でさすりながら、女はそう言い目覚めた。


「やっと、起きてくれましたか…。」



何か、ホッと安心してしまう俺。


布団の中から、やっと出てくれた女に俺は、さらに言葉をかける。



「それより、依頼の方を聞かせてもらえませんか?」



久しぶりの依頼の為、逃すわけはいかない。


そう、俺が尋ねると、女は少し首を傾げて考えだした。



何を今更?


「あっ!!」


考えていたかと思えば、目を大きく見開き突然大きな声を発する女に、俺はビックリした。



危うく、モヤシを生で一本食べてしまうところだった。
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