華憐蘭 -KaRenLan-


「で?こっちは全部情報入ってんだけど?
 このあたしを狙うとはいい度胸じゃねえか!」

「………;」

あたしはその辺の缶を思いっきり蹴飛ばして睨みつける。
さすがにそれは相手もそれに隣に居た遊もびっくり。


これくらいしないと火がつかないんだよね~…。
今日は派手に全員ぶっ飛ばしてやる!



「で?何の用だよ。」

あたしは完全に不良モ-ドで言う。


「お前を潰しにきた。」


―…ほらね…?
…親父関係だとこれだよね~…。


「で?あたしを潰せるとでも思って?」

「っふ…こちらもなめられたものだな。
 おめえら……。」

―スッ…


『は?』

あたしと遊は声をそろえて口をあんぐり状態。
ボスと思われる奴が手をあげると、その15人の後ろから更に約20人…。
まあ、あたしらにとってはちょろいもんだけどな。


「で?」

「でって!!!葵帷驚かないのか!?」

「当たり前じゃん。こんなえ-っと…?……35人か。
 そのくらい程度で驚く馬鹿がどこにいんだよ。」

「…(数えるんだ…;)…だってよ、有名な疸薔薇龍の奴らだぞ!?」

「……びびってどうすんだよ。
 



 ―…いっとくけど、5位の奴10人がけであたしぶっ飛ばして
 土下座させて、傷なしで余裕だから。」


『… … …』





『はいいいいいい!!!???』




あたしがフッと笑うと、遊も疸薔薇龍どももびっくり。


―…普通そんなにびっくりするもんか…?;



あたしは少し頭を抱える。


…余裕すぎてね…。
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