華憐蘭 -KaRenLan-


「さてと、そろそろ決着…(つけるまでもないけど…)
 させてもらうね~…?雑魚どもが。」


「なめられたものだな。おら、野郎ども行け!!!」

一斉に35人の奴らが分散してあたしと遊に襲いかかる。

「葵帷!!!」

「なんだよっ…!」


「こんなことで大丈夫なのか!?」

「なにが?」


「なんか…こんなに人いっぱいいるけどよ…!」

「当たり前。
 ―…負けるわけねえだろ……恥知らずの馬鹿にな。」


まあ、だいたい遊が10人であたしが15人。
遊には経験ないからちょっと10人はキツイかな…;



―…はあ…。


「1人1人相手してる暇はねえんだよ…。
 おめえら…一瞬でけちらしてやる―…」

あたしは最初の5人の殴りや蹴りを全て余裕でよけ、
その隙に5人まとめて踵落としとおまけに5人宙に浮かせてぶっ飛ばした。


「…葵帷、やりすぎ…っとおっと!」

「兄ちゃん…隙あり見せるとだめだぜ?」

「…あ゛?勝てる気もしねえくせに馬鹿言ってんじゃねえ…」

遊は溝を狙って蹴って最後に遊の得意な技で倒す。





あのあと、5分以内で倒したあたしは遊の奴らを手伝う。

「あ、葵帷早くね!?」

「ったりめえだろ…。……チラチラうっぜえな…。
 …この…あたしに…勝てる奴は―…
 いねえんだよ!!!」

あたしは一気にまとめてぶっ飛ばした。


―…意外にめっちゃ雑魚…。


ふうっとため息を吐き、あと1人。
主体のボスに目を向ける。





「―…残るは


 あんた1人だよ。」
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