華憐蘭 -KaRenLan-
「あんたら、もうあたしの親父には関わるな。
親父に関わったら、ろくなことないから。」
『はい!わかりやあした!』
「あの上のおっさん、どっかに飛ばしたから、
後で探してあげてな。」
『はい!!!と、その前に葵帷さん!!!」
「…;なに…?」
―…ちょ-っと嫌な予感…
『弟子入りさせてくだせえ!!!』
―…やあああっぱり!!!
あたしはあの後、1件落着と思いきや、
部下の野郎が立ち上がったからもう1ステ-ジかと思いきや、整列…。
まあ…いつものパタ-ンで…遊と苦笑して…
あたしが説教したらやっぱり弟子入り…。
喧嘩したあといつもこうなんだよなあ…;
「言っておくけどな…?
弟子……いっぱいいるから…
あんたらかまう暇ねえかもしれねえけど…
そこまで強くなってあたしの連れになれるようになったら…
呼び出してやる。
それまでは特訓所で特訓だからな?」
『まじですか!?いいんすか!?』
「た-だし、週3回来なけりゃさよならだからな。
あたしは直接行く日は少ないけど、
連れの1番の奴…特訓所に毎日送ってるから
そいつと特訓してろよ。」
『はい!!!わかりやあした!!!
では、待ってるっす!!!』
そういうと、新弟子(ともいえるのか…?)たちは帰って行った。
あたしはため息を吐いた。
「また入っちゃったね~、弟子…。」
「ああ…参ったなあ…。新しい場所設けねえと…。
1つじゃ足りねえよ…。」
「…葵帷、結構喧嘩するからなあ;」
あたしは頭を抱えて、遊は苦笑しながらも、
河原の芝生で少し休んだ。
―…あたしの今後…どうなるんだろ…?
…あたしにも予測できないよ…。
―…まさか…まさか…ね…。