華憐蘭 -KaRenLan-



「あ?なにここ…」


「へ?こんなとこ私みたことないよ…?」


「通ってみるか?」


「え、嫌だよ…。遊ちゃんも凌ちゃんもいないのに怖いよ…。」


そう言って怯えた様子で
あたしにすがりついてきたっけ…舞は…。



「あたしがいるから大丈夫だって!」


「え~…でも…。」


「じゃあ舞ここで1人で帰るか?」


「え…じゃあ…ついてくっ…。」


嫌々ながらの舞を強引に連れてった記憶も残ってる…。

それでその後…腕に舞が抱き付いて…
歩きずらかったけど、歩き始めて―…


抜けだすと、学校の敷地外で…

あのよく遊んだ公園のところにでたっけなあ―…。



そこから隠し通路を使ってあたしと舞は遊んでたっけ―…。
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