華憐蘭 -KaRenLan-
*恋の予感
「ふあ~…ねみい……。」
あたしはあくびをしながら珍しく早めに家を出て、
学校に到着した。
現在の時刻―…
8時前―…
遅刻の時間は8時40分だからなあ…。
まだ余裕じゃん…。
「なんであたしこんな早く登校したんだろ…。」
そんなことをブツブツ言いながらも、上履きを取り出そうとすると…
―…ドサドサ…
「…手紙……;」
そこにはあたしへの大量の手紙が溢れ出ていた。
「まじかよ-…;」
…昨日やっと綺麗にしたばっかなのによ……
また片付けるのかよ……。
「めんどくせえ……。」
…まあせっかくくれたんだし……
読むけどさ―…(ちゃんと1通1通読んでるぜ!!! by葵帷)
「どうやって片付けよう…。
1人じゃ拉致あかねえよな……」
あたしは誰か居ないかキョロキョロしていると…
「わ~…人気者だね…。
久しぶり、葵帷。」
「誰!?」
あたしはすぐさま振り向くとそこには…